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『(株)貧困大国アメリカ』 堤 未果 [本]


(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)



★★★★

やっぱり、面白い。

『貧困大国アメリカ』で、我々日本人が潜在的に持っている、アメリカへの憧れや豊かな超大国というイメージを壊してくれました。

本作では、農業をメインテーマに、政府が企業に懐柔される様を描いています。

ただ、この面白さは掛け値なし、という訳ではありません。

データが恣意的であったり、数字の後付けが薄いと感じるからです。
例えば、政治献金なんてアメリカでは多かれ少なかれ、どこでもやっていることで、その額と全体に占める比率を示して貰わないと、説得力がない。

それでも、数字の羅列となって学術書みたいな無味乾燥さはなく、一貫して「99%」側に立つ、ノンフィクションとしての面白さがあります。

グローバル社会になれば、政府が国を超えて活動する優良企業をいかに誘致するかが重要となり、企業側は肥大化する企業規模により、政府に対する発言権も強くなります。

これを読むと、日本で農業の大規模化の必要性が語られていますが、アメリカの超大規模農業により、TPPが成立すれば、蟻と象のように一瞬で日本の農業が踏みにじられる危険性があるのがよく分かります。

半年間アメリカに行ってよく分かりしましたが、アメリカには食育という概念が中流以下には存在していません。
その点、豊かで健康的な食生活を手に入れられる日本は、これ以上ない幸せな環境なのです。

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