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『わたし、解体はじめました -狩猟女子の暮らしづくり-』 畠山千春 [本]


わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

  • 作者: 畠山千春
  • 出版社/メーカー: 木楽舎
  • 発売日: 2014/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


★★★

ショットガン一本で熊と至近距離で対峙する『熊撃ち』を読んで、一端の猟師気取りだった僕は、「平凡な女子」が猟師を始めたというこの本を手に取り、「どうせ解体を目の当たりにして、お肉が食べられなくなったとかでしょ」とタカをくくっていました。

東日本大震災をきっかけとして、自らの手で生きることの重要性を痛感した著者は、ネットで検索した内容を基に、初めて生きた鶏を締めます。
慌てて押さえたけれど、鶏の首から飛ぶ返り血を思いきり浴びてしまいました。力いっぱい暴れる鶏を、「ごめんね、ごめんね」と言いながら、一生懸命押さえる私。
おっかなびっくり鶏を締め、首を落としたあとは、もう鶏肉は食べられないかも、と思うものの、毛をむしりバーナーで産毛を焼く段になって、「ああ、美味しそう」のいう気持ちが生まれてきています。

意外とタフです笑

その後、自ら鶏の解体ワークショップを開催している内に、もっと動物と対等に向き合いたいという思いから、狩猟免許を取ります。
新米猟師の誕生です!

猟師と言っても、銃を持って獣を追いかけるマタギのようなものでなく、イノシシやシカの生態を理解し、罠を仕掛ける罠猟です。

罠にかかったイノシシを気絶させ、解体し、食べる。
ナイフが頸動脈には突き当たると首から血がピューッと噴き出しました。
一発で頸動脈を切ることができ、噴き出す血を見て、心のどこかでほっとしました。首元から血がどんどん流れ出てきます。脈打つ心臓がポンプの代わりになり、血をどんどん体外に出していくのです。
血の温かさでイノシシの首元の切り込みからうっすら湯気が出ています。雨よけに着ていたポンチョが赤く染まりました。
頸動脈を切ったことを確かめると、さっと後ろに引いて血が出切ってしまうのを待ちます。しばらくバタバタ暴れていたイノシシも、出血につれ動きが弱まってきます。
イノシシが倒れ、最後は足をピーンと突っ張り、動かなくなりました。

等身大の、現代の猟師を追体験することができます。





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pooh

おはようございます(^_^)
子供の頃、祖母の家で鶏を飼っていて大勢集まると鶏を絞めて唐揚げをしてくれました。ひよ子の頃から知っていたので、様子を見るのは悲しかったですが、唐揚げが美味しくて食べてしまいました。今で言えば、食育でしょうね。本表紙のカラフルなデザインが女性らしいと思います。
by pooh (2014-05-25 08:19) 

mino

poohさん、こんばんは!
いいですね、そういう体験。実は私は一度も目の前で絞めた動物を食べたことがありません。。「命のつながり」を体感する意味で、必要なことだと思うので、いつか子供と一緒に体験したいと考えています。
ちなみにこの本でも、ひよ子から育てた鶏を食べるということを実践しています。女性ならではの感性で子供の頃から育てた鶏を食べるというのは、読んでても少し辛かったのですが、現代ではなかなかできない体験ですね(^-^)
by mino (2014-05-31 21:38) 

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